2005.08.15 Monday
小説・『姑獲烏の夏』 を読み終えました!
『姑獲烏の夏』やっと読み終えました!
結構、かかっちゃいました 漫画は遅いんですが、小説は読むの早いんですけどね・・・。 でわ、どばっと感想を。 面白かったです!! ホントに面白かった、気に入りました 読み応えのある内容とゆーか、筋立てとゆーか。 本を薦めて下さった、B.T.さん! ありがとうございましたm(_ _)m あの声がなければ、たぶん、絶対読まなかったと思います。 もったいないことをする所でした。 シルフが買ったのは、上下巻に分かれてる分冊文庫版です。 上巻の本当に初めのくだり。 主人公像がそこではっきりさせられるのですが、 そこが非常に・・・・・・・・・・・・読みづらいです・・・・・・ 主要人物に、主人公・京極堂、新人作家・関口、探偵・榎さん、 刑事・木場 と4人がいるのですが、 この京極堂が、すんごいクセモノで 延々と京極堂理論が展開されているのですが、 これが解らない! なかなか頭に入らない! 京極堂、独特の言い回しが、非常にややこしく、 「この人、一体何言ってんの!? むきーっ!(`Д´)」 って、なかなかその章から抜け出れませんでした こーゆー、理論のお話なのか!? それなら、もう無理かも・・・と思ってると、 すこん、と話が本題へ繋がったんです。 その繋げ方が見事だったんです。 繋げ方と言っても、京極堂が理論をずっと話し続け、 本題に全く関係のないようなことを延々と関口に説明する中、 「つまりはそーゆーことだよ」と突然、最初に投げかけられた 質問の答えに辿り着くんです。 漠然と、あぁ、なんかすごいぞ!! と思って、だんだんワクワクしてきたんです(^p^) 人物が動くと、話も進み、どんどん惹き込まれていきました。 playa del solさんもおっしゃっていましたが、 ホントに人物設定がきっちりされているので、 京極堂の理論以外は、非常に入りやすく、読み易いです^^; でも、下巻にいく頃には、その小難しい京極節も 小気味良く響くようになります 京極堂の出てこないシーンは、締りが悪いぐらいな勢いです。 後半、京極堂の謎解きによって明かされた真実に、 そ、そうだったのかーーー! 絡み合った糸がやっと解かれて、すっきりですvv 登場人物で言うと、京極堂や榎さんのような、 不思議キャラは大好きです♪ もっと榎さんに出番を・・・! まぁ、実際にお近づきになったら、イライラして しょうがないかもしれないけど。 「もっと解るように話さんかいっ」って(笑) すごく嫌いなのが、関口でしたね。 彼がいないと、この小説も成り立たないのも解るのですが、 イロイロと腹が立ちましたねー。 一番、人間らしいんですよ。 一番、人間臭さが強いから、同族嫌悪とでも言うのかなぁ、 何も出来ない自分とか、口だけの自分とか、 そーゆーのが、イライラを増幅させる原因だったかな。 おっと、こんなに書いちゃって大丈夫かな 今後読まれる方もいるだろうから、 詳しく書いてはいけない!と思っていたのに・・・ あらすじは書いてないから、大丈夫かな?? 次作『魍魎の匣』も読みたいと思ってますp(^-^) |